ヤマト運輸と楽天カード 顧客満足度12年連続首位 生損保、キャッシュレス決済含む5業種63企業・ブランド調査

2020年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第3回調査結果

株式会社日経リサーチが利用推進パートナーとなっている「JCSI(日本版顧客満足度指数)」の2020年度第3回調査(2020年9~11月実施)の結果が発表されました。

JCSIは日本最大級の顧客満足度調査で、今回は5業種(宅配便、生命保険、損害保険、クレジットカード、キャッシュレス決済)の有力63企業・ブランドについて測定しました。

5企業・ブランドが対象になった宅配便は、ヤマト運輸が12年連続の1位に輝きました。スコアが横ばいだった日本郵便に代わり、前年度3位の福山通運がスコアを3.7ポイント伸ばし、2位に浮上しました。

同じく12年連続で首位になったのが楽天カードです。15企業・ブランドを対象にしたクレジットカードは、前年度上位のスコアが伸び悩む中、5位タイだったViewカードが2位に急上昇しました。前年度2位のJALカードは4位に後退しました。

14企業・ブランドが対象になった生命保険は、前年度2位に後退した都道府県民共済がコープ共済を抜き返し、僅差で首位に返り咲きました。コープ共済は2位です。共済を除く10企業・ブランドでは、全体4位のメットライフ生命が首位でした。前年度1位のアフラック(全体では4位)は3位(同6位)でした。

損害保険は19企業・ブランドの中からソニー損保が17年度以来、3年ぶりにトップの座を奪還しました。前年度まで2年連続で1位だったセゾン自動車火災はスコアを3.5ポイント落とし、5位にランクダウンしました。例年、上位は自動車保険系が占めていましたが、住宅・火災保険系(7企業・ブランド)で今年度からランキング対象となった都道府県民共済が2位に食い込みました。

10企業・ブランドを対象に実施したキャッシュレス決済の特別調査は、大きくスコアをアップさせたd払いが1位となり、前年度首位の楽天ペイは3,5ポイントの低下で、2位に後退しました。

JCSIは米国ミシガン大学で開発された顧客満足度指数をベースに、経済産業省の支援のもと、日本生産性本部のサービス産業生産性協議会(SPRING)が開発した指数で、当社はJCSI開発当初から深く関与してきました。

各業種のランキングは日本生産性本部サービス産業生産性協議会(SPRING)のプレスリリースをご覧ください。
https://www.jpc-net.jp/research/detail/004994.html

当社はJCSIの利用推進パートナーとしてレポートなどを販売するだけでなく、JCSIをベースにしたカスタマイズ調査を企画・設計いたします。

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